近年、多発・巨大化する自然災害からの復旧支援策として、国・県・市町村より補助金が交付されていますが、紙ベースでの補助率増高申請では申請書類の作成に多大な手間と時間がかかるほか、保管や品質の維持など多くの課題があります。
近年の主な災害による被害状況(数字は被害額)
時間雨量50mm以上及び100mm以上の雨が観測された回数の推移
確率論的地震動予測地図
災害等が発生する背景
農用地や農業用施設が被る災害や農業用水の水質汚濁、農用地の土壌汚染、地盤沈下による農用地・農業用施設の機能低下には自然的、人為的さまざまな要因があります。
出典:農林水産省ホームページより引用 http://www.maff.go.jp/
農地筆と航空写真、さらに現地調査結果の被災地データを重ね合わせることで、増高申請に必要な字切図作成の基礎環境が用意されます。
災害復旧事業における補助率増高申請(災害増高)業務における字切図作成の効率化を支援するシステムです。
農地筆・航空写真を活用することで、字切図・被災箇所等、増高申請に必要な字切図を効率良く作成できます。
被災受益地の情報をCSVファイルに出力して増高申請支援システムと連携することで、業務をスピーディかつ円滑に行えます。
字切図作成は、申請対象となる維持管理区域の被災箇所(田・畑)をクリックするだけで、地目に合わせた所定の色分けが可能です。
高度な編集機能により、基盤地図の筆データの一部を分割・合筆する操作はもちろん、「道路の一部を水路に変更する」といったような、現況に合わせた変更作業も可能です。
ファイル出力機能により、検索で名寄せした筆の属性情報をファイル出力(CSV)できます。出力データは、増高申請支援システムと連携して申請業務に利用できます。
印刷範囲を選択して字切図を印刷します。(A3~A0に対応)印刷後、背景に文字を加えることもできます。
農地筆と航空写真を重ね合わせ、被災筆の確認を行い、必要に応じて「申請区分」を付けます。
「申請区分」を「○」にすると申請対象の筆となり、同時に色付けされます。
一括申請はもとより、対象の道水路も「ボタン操作」のみで一括入力できます。 対象筆を選択し、「○」選択により申請対象となり、河川・道路もそれぞれの「色ボタン」選択のみで操作できます。
被災筆をまとめて選択し、「申請区分」を一括入力することもできます。「申請区分」を「○」にすると申請対象の筆となり、地目別に「田・畑」が色分けされます。
農地と耕作者の情報、被災情報を登録することで各情報がリンクし申請書類が完成。業務知識を必要とせず効率よく申請書類を作成できます。
農地・施設の災害履歴の管理から補助率増高申請書作成まで、トータルでこなせるシステムです。
農業用施設の維持管理区間を設定し活用することで、入力時間の大幅な短縮が図れます。CSV入出力が可能で、GISともスムーズに連携できます。
増高申請に必要な情報を字切図データ上に入力することで、増高申請支援システムと同期をとるツールを提供しています。申請書類の維持管理区証明書のデータを入力し直すことなく、スムーズな連携が可能です。
災害規模、被災箇所数や事業費、耕作者数により算定される補助率は複雑です。過年、当年の災害状況から自動的に有効な補助率を自動計算するとともに、単年、連年申請を自動判別し申請書類を作成します。
データの他システム連携や2次活用を目的として、維持管理区農地台帳、被災箇所情報などの登録データをCSVに出力できます。
申請書類の様式、スタイルが異なる場合でも帳票カスタマイズオプションで対応が可能です。
市町村合併に伴い、合併対象市町村それぞれのデータが整えば、合算機能により新市町村で合併申請書類を作成することが可能です。
データ入力に排他制御を行うことで、複数人数での同時入力を可能としています。
増高申請の事務作業に精通した上席の職員様が、データを試し打ちし(29年災で実際のデータ)、従来システムとの比較で入力の簡易性、処理スピードなどを評価した。今後、字切図作成支援システムの運用を検討することで、蓄積されたデータを活用し、さらに業務効率化を図ることができると考えている。